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【書籍紹介】脳を鍛えるには運動しかない!



いつも当店をご利用いただきありがとうございます。

幸町卓球倶楽部 中間でございます。


これまでずっとダイエット関連でブログをアップしていましたが、今日は運動と脳(メンタル)に関する書籍をブログでご紹介できればと思います。


紹介するNHK出版 ジョンJ.レイティ著「脳を鍛えるには運動しかない!」です。


この本の内容をまとめてお伝えできればと思います。


この本で書かれていることは一貫して運動をすることで脳が活性化するということですが、4つのポイントをご説明します。


①頭が良くなる

②認知証の予防になる

③メンタル疾患が治る、予防になる

④ストレス解消できる


以上のポイントが挙げられています。


それでは一つづつ詳しく説明します。


①頭が良くなる


昔は、頭の良し悪しは生まれつきと考えられていましたが、現在では後天的な要因で左右されることが少しずつ分かってきているようです。


本書では漠然とイメージで書かれているだけではなくて研究によるデータに基づいて根拠が次のように書かれています。


米国シカゴ・ネイパーヴィル203学区19,000人を対象に、通常の授業前に「ゼロ時限目」を導入し体育の授業を通して運動を取り入れました。その後はいつもどおりに授業するという実験です。


結果その学区の生徒は全国一健康になり、成績もめざましく向上しました。


成績は19,000人の平均で読み書きの成績が17%向上し、世界中の学生による理科教育動向調査「TIMSS」では世界1位の成績を上げました。ちなみに全米の平均は世界18位だそうです。


また、2001年のカリフォルニア州教育局の調査では、健康な子どもの学力検査の点数は、そうでない子供の二倍も高いという調査結果が出ており、日本においても、福井県や秋田県は、学力テスト、体力テスト双方で上位にあり、体力と学力は比例するのではないかと指摘されています。


②認知症の予防になる


高齢者では、「寝たきりになると認知症になりやすい」といいます。その逆に、「よく歩くと認知症になりにくい」ことが最近の研究によってわかってきました。たとえば、65~79歳を対象として認知症と運動習慣の関係を調べた研究によると、少なくとも週2回以上運動していた人はそうでない人に比べて認知症の発症率が50%低いという統計が出ているようです。


③メンタル疾患が治る、予防になる


運動は様々なメンタル疾患の予防、治療に役立つようです。うつ、ADHDなどの発達障害、各種依存症、PMS(月経前症候群)、産後うつなどに対して効果的との研究があるとのこと。


通常うつ病の患者さんは、”セロトニン”というホルモンの分泌が低下しており、精神科ではSSRIというセロトニンの分泌を促す薬が処方されることが一般的なようです。本書にかかれている研究では運動もセロトニンホルモンの分泌を促進し、うつ病にたいして薬と同じレベルの効果が見られたとのことです。また、寛解したあとの再発は薬よりも運動療法のほうが少ないとの結果が出たようです。


④BDNFの分泌を促進する


これは認知症にも関係していますが、少し昔までニューロン(生物の脳を構成する神経細胞のこと)は新生児がピークでそこから減少していくものの復活はしないと言われていました。


しかし、1998年に海馬でニューロンは新しく作られているとの研究結果が発表されました。ニューロンが新しく作られることにより脳の一部が大きくなっているのです。


そのニューロンの新生を促進する物質がBDNFです。


このBDNFはストレスホルモンと言われるコルチゾールと対抗しており、コルチゾールBDNFの分泌を阻害します。運動によりコルチゾールの分泌は抑制されるためBDNFの分泌は活発化します。


運動はBDNF分泌促進、コルチゾール分泌抑制の両側面から良い影響を及ぼします。


まとめると、運動は脳によく心身健康に生きていくためには欠かせないということです。


またよりBDNFを分泌する効果的な運動の条件は下記のとおりです。


・有酸素運動

・中~強強度の運動を週2~3回(一回あたり1時間程度)

・複雑な運動(臨機応変さが求められる)

・インターバルトレーニング(ゆるい運動と瞬発的な運動の反復)


これはまさに卓球に当てはまります。無理なく楽しく続けられる継続性の観点からも良い運動と言えるでしょう。みなさんも週に2回程度の卓球を通して心身の健康を一層高めていきましょう。





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